展示・プログラム
Open ARTS|それは、未来をおもしろがるちから。

アート、哲学、身体表現、演劇。
この4つすべてをまるごと実践する。
そんな子どものためのプログラムが、ここ仙川のまちではじまります。
あたらしい見方に出会い、思考を深め、自分なりの視点を見つけ、創造への一歩を踏み出すためのプログラムです。
講師はみな、第一線で活躍するプロの表現者たち。
ここにはただ一方的に教わるという時間はなく、まず自らのちからでやってみることを何より大切にします。
目で、手で、耳で、はなで。体のぜんぶを使って、心と頭をはたらかせて。
この世界をおもしろがりながら、一人ひとりに合ったペースで、じっくりと。
プログラムの終わりには、4つの実践を通して考えたこと、感じたこと、つくったものを発表します。
そこへ向かうまでの戸惑いやためらいも包み込みながら。
楽しむ人から、世界は広がる。

多様な表現に出会う中で自分の興味の種を見つけて、個別の自由制作へと発展させます。
1.違う視点を持ち、考え続ける
すぐに形にならなくても、自分のペースで感受性を研ぎ澄まし、考え続ける時間を大切にします。発見や失敗は、「創作ノート」に記録していきます。
2.混ざり合い、新しい色をつくる
個人の制作だけでなく、違う考えを持った仲間と問いかけ合い、重なり合うことで、ひとりではつくれなかった「新しい色」が生まれる瞬間を体験します。
いつもの見方を少し変えながら、感受性を研ぎ澄ませて考え続け、自分の表現を世界に向けて提示する。そんな一歩を踏み出します。
各回のテーマ例:
・石に描く
・アクションペインティング
・秘密基地をつくる
・コラージュ絵本
・カタログメイキング
講師:たくみちゃん
コンテンポラリーダンス、パフォーマンスアート、演劇など、上演を中心に多領域で作品を発表。複数の人間で一つのものを見たときの、見え方の違いが主要なテーマである。
2013年、東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻 修士課程 修了。代表作は、「完全で検証可能かつ不可逆的な」(作・演出・出演、東京・SCOOL、2026年)、「ー(dash)#2 Rosetta Stone」(作・演出・出演・共同振付、トーキョーアーツアンドスペース本郷、2023年)など。上演作品を制作する傍ら、美術教育に携わる。芸術制作という特殊な分野で得た知見を広く社会に役立てたいと考えている。
2018年度より現在まで 湘南美術学院先端芸術表現科 主任講師。2022年度 JEJ アステージ株式会社「アート思考プロジェクト」に従事(テレビCM「たくみちゃん体操」が新潟ローカルで放映)。
2023年 KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022 黄金 4422 AIR 賞(Aokid × たくみちゃんとして)。2018年 SICF19 PLAY 中村茜賞。2016年 横浜ダンスコレクション コンペティションI 審査員賞(Aokid × 橋本匠として)。

どうやって生きていくのか、社会はどういう仕組みなのか、といった問いについて話し合い、考え抜き、自分なりの問いを見つけて探求します。
1.「言葉」を問いなおす
「幸福」や「自由」など、知っているつもりの言葉をひとつひとつ問い直す。そこから哲学が始まります。
2.言葉を使う力を育てる
言葉の意味を丁寧に見つめ直す経験は、あらゆる学びの土台になります。また、社会を批判的に考察し、よりよく変えていく力にもなります。
3.対話から生まれる哲学
哲学は、異なる視点を持つ人間同士が意見を言い合い、共に探究を深める中で発展してきました。自分とは違う誰かの意見に触れて初めて、思考は磨かれるのです。
社会の常識や既存の価値観をそのまま受け入れるのではなく、「哲学する」、つまり、自ら問いを立て、探究することを試みます。
各回のテーマ例:
・幸福ってなんだろう?
・世界をよくするってどういうこと?
・自由な人ってどんな人?
・差別はなんでいけないの?
・働くってどんなこと?
講師:渡辺一樹(わたなべ かずき)
三重大学助教。日本学術振興会特別研究員(PD)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は、道徳哲学、政治哲学。主な著書に『バーナード・ウィリアムズの哲学──反道徳の倫理学』(青土社、2024年)、『思想としてのアナキズム』(共著、以文社、2024年)。主な論文に“Morality as Misconception of Life: A Defense of Bernard Williams’ Critique of the Morality System”(Tetsugaku: International Journal of the Philosophical Association of Japan Vol.8、2025年)などがある。

身体を知り、感じ、身体で伝え、身体で遊び、身体を遊ぶ。発見したさまざまな遊びから動きのゲームや振付をつくります。
1.身体を使ってコミュニケーションし、表現する
2.身体を使って「余計なこと」を発明し、「人間である」ことを遊んでみる
自由に遊ぶことは意外と難しい。身体を使ってコミュニケーションしたり表現したりすることで、意味や目的に回収されずに、どう遊べるかを試みます。
各回のテーマ例:
・身体で自己紹介
・身体部位の会話
・予想を裏切る
・感覚を表現する
・偶然と記述
講師:神村恵(かみむら めぐみ)
振付家・ダンサー。2000年、国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。2004年より活動を開始。高嶋晋一との「前後」、津田道子との「乳歯」など美術家とのユニットでも活動し、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表する。近年の主な作品に、『新しい稽古』(2023年、BankART KAIKO)など。場所に動かされる身体などへの関心から、2022年、DIY改装によりスタジオ「ユングラ」を作り運営を開始。「プロジェクト・ユングラ」として、音楽・ダンス作品『Living Room / Living Sound』(2022年、2024年)、「ユングラ稽古会シリーズ」なども展開する。2021年度〜2024年度、セゾン・フェローⅡとしてセゾン文化財団より活動助成を受ける。2024年度より、武蔵野美術大学、立教大学など非常勤講師。

声とからだを使って演じることに少しずつ慣れ、最終的に自分たちで物語を立ち上げます。
1.「まっしろな台本」で遊ぶ
日常的な言葉だけのせりふを使って、さまざまな場面や状況、立場で演じてみます。「真夜中の森の中」や「王様と泥棒」だったら、どんな演技になるでしょうか?
2.ゲームを通して、からだと心をひらく
舞台に立つための勇気と力を遊びの中で育みます。ヴィオラ・スポーリンらによるシアターゲーム(演劇の遊び)や、アウグスト・ボアールの演劇実践などを取り入れます。
3.舞台をみんなでつくる
どんな物語にするか、台本はみんなで一緒につくります。すべては子どもたち自身の選択から生まれるのです。
途中で行うミニ発表会では、舞台経験を積み、物語を試演します。Open DAYでの最終発表の台本は参加者とともに作り上げ、全員が舞台に立つことを目指します。
各回のテーマ例:
・キャラクターづくり
・演技の基本
・動機と感情
・緊張への対応
・脚本制作
※簡単な英語のせりふを使いますが、英語力は問いません。講師も日本語を交えて進行します。
講師:アンディ・ユーテック
アメリカ合衆国・シカゴ生まれ。ノースウェスタン大学にて学士号、ハワイ大学にてアジア演劇の芸術修士号を取得。2000年に東京に移り住む。舞台、TV、映画などに出演の経歴を持つが、主な仕事は舞台裏での仕事で、演出家、講師、ボーカルコーチとして活躍している。
演出家として、英語劇、日本語劇を演出。主な作品は『山彦ものがたり』(英語・日本語公演)、『ダム・ウェイター』、『ヒューイ』、『アメリカン・バッファロー』、『本物の名探偵ハウンド警部補(The Real Inspector Hound)』。
日本で子どもに演劇・映画の分野で教える活動にも携わり、2010年には、プロの俳優やアマチュアの人たちを対象とする英語での演劇ワークショップを立ち上げる。
日本の俳優が英語を使う映画やTVに出演する際のオーディションの準備、英語の演技指導もしている。主な作品は『ラストサムライ』、『バットマン・ビギンズ』、『さゆり』、『シルク』、『47 Ronin』、『エンペラー』、『スペースブラザース』など。

2026年10月5日[月]〜2027年3月28日[日]
小学4年生〜中学3年生
8人
全24回
2026年
10月 5日[月]、19日[月]、21日[水]
11月 2日[月]、9日[月]、16日[月]、25日[水]、30日[月]
12月 7日[月]、14日[月]、16日[水]、21日[月]
2027年
1月 18日[月]、20日[水]、25日[月]
2月 1日[月]、8日[月]、15日[月]、17日[水]、22日[月]
3月 1日[月]、8日[月]、15日[月]、24日[水]、28日[日]
17:00〜19:00
OpenDNA Space(仙川)
開催日:2027年3月28日[日]
時間:未定
場所:未定(OpenDNA Spaceまたは近隣の別会場を予定)
※全員がそれぞれの形で発表に参加します。
※当日はリハーサルと本番を行います。




